有限会社 岩田建築
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先週末の内覧会で行った掛川市森林組合事務所はCLT材で造られています。
このCLTとはCross Laminated Timberの略で、繊維方向が直行するように接着した「直行集成板」になります。
ヨーロッパでは20年ほど前から利用されていて、10階建ての建物もあるみたいです。
日本では近年使われるようになったばかりですが・・・
1本1本、クセや強度にバラつきのある木をCLT加工して使えば、性能が統一されるのは間違いありませんね。
昔からお役所さんは、無垢の木より強度にバラつきのない集成材が大好きなんです(笑)
我々工務店が気になるのは、やはり接着剤頼りになっていることでしょうか?
日本は湿気が多いので・・・
今なら凄い接着剤がありそうですけどね。
もう1つ考えないといけないのは、接着剤を使っている集成材の処分方法です。
現在では焼却処分はできないので、チップにする方法しかないと思います。
将来的に、集成材で建てた家を解体する時にとても費用が掛かる可能性があります。
太陽光パネルも処分方法で同じような問題が表面化してきていますが・・・
そういう問題を除けばCLTはとても将来性のある材料だと思いますので、前向きに取り組んで行きたいです。
浜松地域FSC・CLT利活用推進協議会にも参加しているので!